本日、フジエクスプレスさんの公式Twitterにて、こんな投稿がなされました。

NHKみんなのうたで卒業シーズンにかかる『ありがとうさようなら』の歌詞と共に複数の車両が掲載されているのですが、その中に2020年式のスカニア・アストロメガの姿が…。どうやら、アストロメガがフジエクスプレス東京営業所から移籍となる様です。

フジエクスプレスに在籍していた場合のメリットデメリットとして、早朝の新宿発と夕方の河口湖発という、混雑時に投入できるメリットがある代わりに1台につき1往復しかできないというデメリットがあります。一方、もし富士急バスに所属していたとしたら、1台につき1.5往復の運行が可能となる反面、必ずしも混雑時間のダイヤへの投入とは限らない上に、雪に非常に弱い為、冬季の運用の不安もでてくるわけです。

果たしてアストロメガはどこに行くのか…。

ちなみに他社への移籍も考慮し、以下の情報を開示しておきます。

アストロメガは、前扉の上にコーションプレートが取り付けられています。

(↑ アストロメガのコーションプレート)

アストロメガはエンジン及び足回りがスウェーデンのスカニア社製、車体はベルギーのバンホール製となっており、2種類のコーションプレートが取り付けられています。

そして、バンホールのコーションプレートの一番下にプロダクションナンバーという欄があります。

ここに記載されている数字が、T0001が「36514」、T0002が「36525」となります。

もし、見覚えのないアストロメガがいたら、コーションプレートの製造番号も確認してみてください。

VINコードはYS2K6X2000xxxxxxxという17桁で登録され、こちらはスカニア社が輸出する際に使用するコードになります。

≪追記≫

2023年4月14日に富士急バスに移籍したT0001改めF0001が、翌15日にはT0002改めF0002が運行を開始しました。

今回はJRバス関東が運行するゆめぐり号について書きたいと思います。

正式名称は『上州ゆめぐり号』もしくは『東京ゆめぐり号』と言います。感じで書くと「名湯めぐり号」となり、1999年の運行開始時は『上州名湯めぐり号』と表記されていました。

このゆめぐり号は、長野原支店が主幹として運行されています。

車輌は、長野原支店所属の車両が過半数を占めるなか、東京支店・佐野支店・小諸支店・諏訪支店の車輌が固定で入っています。

中でも小諸支店と諏訪支店の車輌は、それぞれ支店に整備工場がなく、長野原支店に整備を委託している関係で、整備ダイヤが設定されており、小諸支店所属車は、小諸駅を朝6時30分に発車した佐久・小諸4号がバスタ新宿に到着したあと、12時5分発の上州ゆめぐり9号として草津温泉に向かい、帰りは翌日早朝6時丁度発の上州ゆめぐり2号としてバスタ新宿に到着したあと、12時35分発の佐久・小諸5号として小諸駅に帰るダイヤとなっています。

（↑ 諏訪支店所属車輌）

（↑ 佐久・小諸ラッピング車を利用した上州ゆめぐり号）

また、2020年11月より、草津町が新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金事業を利用し、JRバス関東・草軽交通・上田バスの3社の草津温泉発着便に草津温泉のラッピングを施し、JRバス関東では長野原支店に所属している高速路線車輌全車にラッピングが施された。

（↑ 草津温泉ラッピングが施された長野原支店所属車）

（↑ スカニア・アストロメガ製のダブルデッカーで運行されるゆめぐり号）

他にも、繁忙期には本来の持ちダイヤとは別に、佐野支店から東京駅もしくは草津温泉に回送で向かい、片送りのみ担当後、佐野支店に回送される続行便が運行される事もあります。

2023年3月より、JRバステックにエアロキングが投入されました。JRバス関東からのレンタル車輌で、社号はD654-08503になります。実はこの車輌、2021年にもバステックにレンタルされており、この時は御殿場プレミアム・アウトレットの新春バーゲン用の臨時便に充当されていました。

今回は春のバーゲンシーズンに向けたレンタルとなります。

（2023年3月にレンタルされた車輌）

朝8時半に東京駅を発車後直行で御殿場プレミアム・アウトレットに向かっていきました。

（2021年1月にレンタルされた時）

よく見比べてみると、ナンバープレートの色落ちが2年前よりヤバいですね。

元々、JRバス関東が担当していた上野発着便にもエアロキングが使用されており、今後エアロキングが更に投入されるのか、アストロメガが入るのか注目が集まっています。