江戸前鰻の乗り物ブログ

バスを中心とした乗り物ブログです。

西武観光バス大宮営業所について

先日、こんな本を購入したので、内容から抜粋して。

(←バスジャパンハンドブックシリーズV113  ISBN978-4-434-32739-1)

購入した動機は、同期が西武バスに運転手として転職する事になったからな訳ですが。


この本によると、西武観光バス大宮営業所には2023年7月1日現在31台のバスが在籍しているそうです。

その内、高速バスが19台、貸切バスは12台となります。尚、高速バスの1台のみ三菱ふそう製で、それ以外の車両は全ていすゞ製です。


所属車両内訳

乗合(3列) :11台

乗合(4列) : 8台

乗貸兼用       :3台

貸切専用       :9台



2024年14月現在の西武観光バス大宮営業所の担当高速路線

《3列シート》

● 鳥羽線(三重交通と交互に運行)

● 南紀勝浦線(三重交通と交互に運行)

● 南紀白浜線(明光バスと交互に運行)

● 長岡・新潟線(長岡新潟1便と14便の1往復のみ担当)


《4列シート》

● 大宮羽田線

大宮営業所・大宮駅西口・さいたま新都心駅西口 ⇄  羽田空港】


● 大宮成田線(ONライナー)

大宮営業所・大宮駅西口・さいたま新都心駅西口 ⇄ 成田空港】


● 河口湖線

大宮駅西口・大宮営業所・川越駅西口・狭山営業所⇄ 富士急ハイランド・河口湖駅・富士山駅

【(大宮営業所←大宮駅西口←)サンシャインシティプリンスホテル・池袋駅東口 ⇄ 富士急ハイランド・河口湖駅・富士山駅】


● 千曲線(軽井沢便3往復)

【(バスタ新宿 / サンシャインシティプリンスホテル)・池袋駅東口・下落合駅・練馬駅(練馬区役所前)・川越的場 ⇄ 富岡・軽井沢72ゴルフ・軽井沢プリンスホテルウエスト・軽井沢駅前・町役場病院前・(星野温泉トンボの湯・西武軽井沢営業所 / 中軽井沢・信濃追分・御代田駅前)】

● 室堂線(夏季のみ)

● 苗場線(冬季のみ)


高速路線バス(3列シート)

1321(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2013年式)

◉練馬200 か 2758 → 大宮200 か 2813

●2019年1月、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2023.12.23)

(撮影:2024.04.21)


1322(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2013年式)

◉練馬200 か 2766 → 大宮200 か 2820

●2019年2月、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2024.04.21)


1431(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2014年式)

◉練馬200 か 2852 → 大宮200 か 2920

●2020年2月、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2023.04.19)


1433(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2014年式)

◉練馬200 か 2861 → 大宮200 か 2921

●2020年2月、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2022.11.10)


1437(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2014年式)

◉練馬200 か 2875 → 大宮200 か 3014

●2021年6月、西武バス練馬営業所より転属。



1438(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2014年式)

◉練馬200 か 2876 → 大宮200 か 3015

●2021年6月、西武バス練馬営業所より転属。



1439(いすゞ:QRG-RU1ESBJ 2014年式)

◉練馬200 か 2894 → 大宮200 か 3016

●2021年6月、西武バス練馬営業所より転属。



1441(いすゞ:QRG-RU1ESBJ 2014年式)

◉練馬200 か 2912 → 大宮200 か 3017

●2021年6月、西武バス練馬営業所より転属。



1553(いすゞ:QRG-RU1ESBJ 2015年式)

◉練馬200 か 2986 → 大宮200 か 2967

●2021年2月、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2024.04.20)


1556(いすゞ:QRG-RU1ESBJ 2015年式)

◉練馬200 か 3009 → 大宮200 か 2970

●2021年4月、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2024.04.21)


1568(いすゞ:QRG-RU1ESBJ 2015年式)

◉大宮200 か 2504

(撮影:2023.04.08)



高速路線バス(4列シート)

1757(いすゞ:PKG-RU1ESAJ 2007年式)

◉大宮200 か 3067

2024年3月、除籍

(撮影:2023.12.23)

(撮影:2023.12.23)


1096(いすゞ:PKG-RU1ESAJ 2010年式)

所沢200 か 1447 → 長野200 か 1605 → 大宮200 か 3058

●西武バス所沢営業所・西武高原バスを経て、2022年7月、西武観光バス軽井沢営業所より転属。

◎2024年3月、除籍


1097(いすゞ:PKG-RU1ESAJ 2010年式)

◉大宮200 か 1986

(撮影:2023.12.23)

(撮影:2023.12.17)


1098(いすゞ:LKG-RU1ESBJ 2010年式)

◉大宮200 か 2015


1323(いすゞ:QRG-RU1ASCJ 2013年式)

◉大宮200 か 2259



1326(三菱ふそう:QPR-MS96VP 2013年式)

◉大宮200 か 2297


1446(いすゞ:QRG-RU1ASCJ 2013年式)

◉大宮200 か 2368

(撮影:2023.08.26)

(撮影:2023.12.23)


1799(いすゞ:2TG-RU1ESBJ 2017年式)

◉練馬200 か 3392 → 大宮200 か 3074

2023年、西武バス練馬営業所より転属。

(撮影:2024.01.16)

(撮影:2024.01.16)



乗貸兼用車

1448(いすゞ:QRG-RU1ASCJ 2014年式)

◉大宮200 か 2405 → 大宮230 あ 1448

●乗合貸切兼用登録車

●オリンピックナンバー(希望ナンバー)

(撮影:2024.01.16)

(撮影:2024.01.16)


1678(いすゞ:QTG-RU1ASCJ 2016年式)

◉大宮200 か 2589 → 大宮230 あ 1678

●乗合貸切兼用登録車

●オリンピックナンバー(希望ナンバー)

(撮影:2023.12.23)

(撮影:2023.12.23)


1921(いすゞ:2TG-RU1ESBJ 2019年式)

◉大宮230 あ 1921

●乗合貸切兼用登録車

●オリンピックナンバー(希望ナンバー)

(撮影:2023.12.17)

(撮影:2023.12.23)



貸切専用車

1884(いすゞ:PKG-RU1ESAJ 2008年式)

◉大宮200 か 1788 → 大宮230 い 1884

2024年3月、除籍


1885(いすゞ:PKG-RU1ESAJ 2008年式)

◉大宮200 か 1789 → 大宮230 あ 1885



1094(いすゞ:PKG-RU1ESAJ 2010年式)

◉大宮200 か 1955 → 大宮230 い 1094



1215(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2012年式)

◉大宮200 か 2175 → 大宮230  い 1215

●車イス用リフト装備車



1216(いすゞ:QPG-RU1ESBJ 2012年式)

◉大宮200 か 2176 → 大宮230 あ 1216

●車イス用リフト装備車


1808(いすゞ:2TG-RU1ESBJ 2018年式)

◉大宮230 あ 1808

●ラグビーW杯ナンバー(希望ナンバー) → オリンピック・パラリンピックナンバー(希望ナンバー)



1809(いすゞ:2TG-RU1ESBJ 2018年式)

◉大宮230 あ 1809


1025(いすゞ:2TG-RU1ESBJ 2020年式)

◉大宮230 あ 1025

●オリンピック・パラリンピックナンバー(希望ナンバー)


1026(いすゞ:2TG-RU1ESBJ 2020年式)

◉大宮230 あ 1026

●オリンピック・パラリンピックナンバー(希望ナンバー)


≪参考文献≫

https://shosen.tokyo/?pid=177540820

さがみ湖イルミリオン2023ラッピングバス登場

2023年11月3日より神奈川県相模原市にあるさがみ湖プレジャーフォレストにて、関東三大イルミネーションと名高い『さがみ湖イルミリオン』が開幕いたしました。今年は『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』とのコラボ企画でした。その開幕から1週間遅れて、11月10日よりイルミリオンラッピングバスが運行を開始しました。

さがみ湖イルミリオンは毎年恒例企画ですが、ラッピングバスの運行は2018年〜2019年のマクロス以来となります。



ラッピングのベースとなる写真には、実際のイルミネーションの写真が使用されている為、開幕から1週間遅れでのラッピングバスデビューとなりました。


問題なのは、前回のラッピングの時は「さがみ湖イルミリオン」とハッキリ書いてありましたが、今回のラッピングにはどこにも開催地が記載されておらず、開催場所も富士急バスの路線外の為、このラッピングバスを見た人で行きたいと思った人は一から場所を探さなきゃならないという、不便さがあるラッピングデザインとなっている所はマイナスポイントかなと思いました。

【研究ノート】バスタ新宿に入れ込みの高速バスにおける運賃箱のメーカー比率。

運賃箱とは、所謂「ワンマン機器」と呼ばれる輸送機器の一つで、ワンマン運転の路線バスには大抵取り付けられています。ただし、法律上現金の取り扱いが可能な運転手は路線バスの乗務員に限定されており、貸切バス等には付いておりません。また、貸切バスから路線バスに業態変更した旧ツアーバスやツーマン運行路線やガイド付き路線なども運賃箱は取り付けられていないのが現場です。


そこで先日、バスタ新宿にて、高速バス車両に搭載されている運賃箱のメーカーについて調査してきました。(昼行便4列シート車のみ)



調査結果は以下のようになりました。


JRバス東北:無し

JRバス関東:一水製作所

JRバステック:一水製作所

JR東海バス:一水製作所

西日本JRバス:無し

東京空港交通:無し

会津バス:

福島交通:小田原機器

京王バス:レシップ

西東京バス:レシップ

富士急バス:一水製作所

フジエクスプレス:一水製作所(江戸川・埼玉)/レシップ(芝浦)

日本中央バス:レシップ

群馬中央バス:一水製作所

山梨交通:一水製作所

アルピコ交通:一水製作所

信南交通:一水製作所

伊那バス:一水製作所

濃飛バス:一水製作所

おんたけ交通:一水製作所

東濃鉄道:一水製作所

西武観光バス:無し(一部のみ一水製作所)

京成バス:一水製作所

日東交通:一水製作所

小湊鉄道:小田原機器

小田急ハイウェイバス:一水製作所

東海バス:レシップ

しずてつジャストライン:一水製作所


圧倒的に一水製作所のシェアが多かったのが印象的です。

一水製作所というのはどんな会社かというと、東京都北区に本社を構える交通系のデータ通信機器を製造しているメーカーで、バスの車内で使用された交通系ICカードの利用実績を集計して、Suicaや PASMOのメインサーバーに反映させるシステムを制作している会社といえばわかるかもしれません。

その一水製作所製の運賃箱は、高速バス専用に特化していて、一般の路線バスではまず必要とされない高額紙幣やクレジットカードに対応し、QRコードリーダーやGPS機能、レシート印刷機が内蔵されており、さらには他社の乗車券販売システムと常時リンクして座席の販売も可能というハイスペック運賃箱です。ちなみに、金額は一台あたり、およそ150万円程だそうです。


(↑ 座席販売システムとリンクさせて、現在の販売状況を表示 元同僚より提供)


一方で京王バスや小湊鐵道は一般路線バスと同じ運賃箱が搭載されていました。小湊鐵道の車両には他に整理券やICカードリーダーが設置されていたので、変動運賃に対応する為に、あえてこの様にしたのかもしれません。あとは金庫精算機は事務所内でかなり場所をとるので、一般路線バスと高速バスを同じメーカーにして省スペース化をしたのでしょう。

いずれにせよ、運賃箱業界で高速バス専門というニッチ部門を独占する一水製作所、これからも応援していきます。