江戸前鰻の乗り物ブログ

バスを中心とした乗り物ブログです。

バス業界のジャニーズJr.! 富士急バスF3802号車

今回は富士急バス本社営業所所属のF3802号車です。


↑ ノンラッピング姿のF3802号車


富士急バス本社営業所に在籍中の高速バスの中では最も新しいF3802号車です。2018年に当時の富士急山梨バスに新製配置され、現在も富士急ハイランドを中心に毎日元気に走っています。


このF3802の最大の特技と言えば、ジャニーズ事務所も真っ青の早着替え!2020年10月より富士急ハイランドで開催されたTVアニメ「Re:ゼロ』とのコラボ企画のラッピングバスとして使用されると、それから丸2年の間で10回のラッピング変更が実施されました。


そして、驚くべきはそのお色直しの早さ!!

通常ラッピングを実施するとなると、1台あたり約8時間かかり、ラッピングを解除するとなると約4時間+洗車とかなり時間がかかる作業になります。また、ラッピングを施してしまうと、剥離を避ける為、最低でも24時間は動かさず洗車は行わないのが鉄則です。

しかし、F3802号車は午前中に入庫すると、ラッピングの解除と実施を行ない、翌日早朝には新たなラッピングで運行するなど、他社のラッピングバスの1/2のスピードで着替えをするのです。その早着替えは必見です。


(↑ FUJI-Q MAMO LAND)


(↑ PHANTASY STAR ONLINE 2 NEW GENESIS ver.2


(↑ 刀剣乱舞)


(↑ 文豪ストレイドッグス)


(↑ BanGDream!ガールズバンドパーティ2023)


(↑ ホロライブ 2022)


(↑ ブルーロック)


(↑ 異世界カルテット)

(↑ BanGDream!ガールズバンドパーティ2022)

貸切バスと特定バスって何が違うのか

バス業界に勤めていながら、後輩にこんなバカな質問をされたので…。(よく運行管理補助やってるな…)

下の写真は東京ベイシティ交通が運行する特定バスです。

↑ コンフォートスイーツ東京ベイ専用車(東京ベイシティ交通)全面に企業名の入ったラッピングが施されています。


一方、下のバスはJリーグクラブの水戸ホーリーホックの選手送迎バス。前扉の隣に一般貸切と記されています。





そもそも何が違うのかといえば、特定バスは『特定の人しか乗車できない』バスです。例えば企業送迎なら、その企業の社員証を携帯していなければ乗車できない等、バスに乗る為には条件を満たさなければならないのです。前述のホテルの送迎バスなら『ホテルの宿泊客』という条件をクリアしなければ乗車できません。そして特定バスは、本来の契約主以外の用途には一切使用できません。特定バスは自家用車と扱いが一緒なのです。緑ナンバーなら特定車、白ナンバーなら自家用車となります。


対して下のサッカークラブの選手送迎バスは、選手の送迎の無い時は誰でも自由にバスを借りる事ができます。この様にお金を出せば誰でも借りれる状態のバスを貸切車と呼びます。一台で複数の学校や企業の送迎をこなすケースもあります。

ちなみに企業や学校のラッピングが施されていながら貸切表記になっていた場合、本来の運用の間合い運用として別の業務に就いている場合があります。一番多いケースが路線バスになっているケースです。この場合は、運輸局に車両を登録する際に「貸切登録」ではなく、「乗貸併用登録」にしていなければできません。

日吉からイエティへ

東急バス新羽営業所とフジエクスプレス横浜営業所が共同運行している日吉 - イエティ・ぐりんぱ線です。

冬季の土日祝日限定で1日1往復が運行されます。

運行は日替わりというわけではなく、東急バスのホームページに担当会社が公開されてます。



↑東急バス新羽営業所のNI3304号車


↑フジエクスプレス横浜営業所のH1504号車


運行開始当初は東急トランセと富士急湘南バスが担当していましたが、2022年度より現在の組み合わせになっています。方向幕は『イエティ・ぐりんぱ』となっていますが、2020年の緊急事態宣言以降、ぐりんぱは冬季休業となっており、全便イエティ止まりとなっています。